使い方・手入れの仕方

煙管の掃除の仕方■普段の手入れ方法と、詰まったときの対処法

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「煙管を買ったけど、しばらく使っていたらヤニが詰まってしまった。どうすればいい?」、「煙管は掃除しないと詰まると聞いたけど、掃除のやり方が分からないから手を出せない。」、「お店で教わった通りに手入れしていたのに、手入れに使うモールの繊維で余計に詰まって大ピンチ!」

煙管を使うなら、面倒でも定期的な掃除が必要になります。ここでは、普段の手入れ方法と、詰まってしまったときの対処法を紹介します。

道具さえ揃えれば初心者でも簡単にできる方法を伝授するので、煙管の掃除方法を知りたい人は要チェックです♪

普段の手入れ方法

普段は乾いたモールクリーナーで拭けばOK

普段の手入れは、乾いたままのモールクリーナーを煙管に通して拭けばOKです。吸い終わってすぐ、煙管が熱いうちが効果的です。熱いうちはヤニがやわらかく、拭き取りやすいからです。

モールは、煙管の手入れ用として売られている専用のものがおすすめです。

100均などに工作用として売られているものもありますが、それは避けた方がよいです。煙管の手入れ専用でないものはワイヤーがやわらかすぎるので、途中で折れてしまって使いにくいからです。

モールクリーナーは吸口から入れて火皿から出すのが基本ですが、難しい場合はやりやすい形で構いません。

なお、煙管の中のヤニが火皿の方に押し出されてくることがあるので、そのときは爪楊枝などで掻き出しましょう。

長めのモールは使えるものがない

モールクリーナーは短めのものと長めのものがあります。私がこれまでいろいろなモールクリーナーを試してみたところ、長めのものは繊維が抜けやすく、煙管が詰まる原因になることが分かりました。

また、上の画像はロングモールでもっともポピュラーな「TSUGE ロングパイプクリーナー」ですが、マイナーチェンジがあったのか、ある時期以降に購入したものはことごとく、ワイヤーがやわらかすぎて奥まで通すのが難しいです。

私が知る限り、長いモールクリーナーはまともに使えるものがないので、大前提として短めのモールで手入れできる煙管を選んでおくのがおすすめです。

分解できるタイプか、全長15cmまでの煙管がよいでしょう。

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おすすめは「TSUGE エクストラ」

モールクリーナーで私がおすすめするのは、「TSUGE エクストラ」という茶色いパッケージのものです。

全長15.8cmほどしかないので長さのある煙管には使えませんが、丁寧に扱えば勝手に折れないので使いやすいです。繊維の抜けも少ないです。

喫煙具を売っているお店であればたいてい置いているので、入手しやすいのもメリットです。

喫煙の頻度などにもよりますが、私は2~3日に1回程度、このモールでささっと乾拭きしています。

紙縒りは詰まりやすいのでNG

煙管の手入れというと、紙で作った紙縒りを使うイメージがありますが、紙縒りはNGです。

紙縒りはいらないチラシなどで作れるので安上がりですが、紙だと途中で千切れたりして詰まりやすく一度詰まると取り出すのも難しくなるからです。

詰まった紙縒りを取り出せなくなった場合は、メーカーに有料でメンテナンスしてもらうしかなくなるので、ケチらずに専用モールを買った方がよいでしょう。

煙管が詰まったときの対処法

普段の手入れだけだとヤニや繊維が詰まってくる

普段の手入れだけだと、ヤニやモールの繊維が詰まってきます。私は喫煙具屋で「クリーナー液をつけたモールを使うのだ」と教わりましたが、その方法でも段々と繊維が詰まってしまいます。

手間のわりに大してキレイにならないので、普段は乾いたモールを通すだけで済ませることにしました。

詰まってきたらブラシなどで汚れを掻き出す

参照元:楽天市場

煙管が詰まってきたときは、画像のようなシャンクブラシなどで汚れを掻き出します。ブラシをクリーナー液に浸して掻き出すと、頑固なヤニ汚れや、煙管の中で固まってしまったモールの繊維も除去できます。

画像のシャンクブラシは全長が30cmあるので、かなり長めの煙管にも対応できます。

ただし、商品によっても長さが違うので、手持ちの煙管に対応できる長さであることを確認してから購入しましょう。

シャンクブラシが入らない場合はブラシつきモール

ただし、シャンクブラシは煙管によってはサイズが合わなくて入らない場合もあるので、販売店に確認してから購入すると安心です。

私の煙管にはシャンクブラシが入らないとのことだったため、代わりにブラシつきモールを使っています。

私が使っているのは「TSUGE ブリスル」という銘柄のモールで、モールクリーナーに硬質樹脂ブラシが組み込まれています

素手だと指に硬質樹脂ブラシが刺さって痛いので、ゴム手袋をはめて作業するとよいです。

赤い部分が硬質樹脂ブラシです。

クリーナー液に浸した「TSUGE ブリスル」を使ったあとに普通のモールで乾拭きすると、ブラシで引き剥がされた汚れがごっそり取れます。

ブラシは煙管を回転させると入れやすい

ブラシ類を煙管に挿入するときは、ネジをはめる要領で煙管を回転させると入れやすいです。

ブラシの方を回転させると、ブラシの軸にねじれる力が加わって入れにくいので、煙管を回転させた方がスムーズです。

使う頻度にもよりますが、私は月に1~2回くらいのペースで、ブラシでの手入れが必要になります。

参考までに、煙管の手入れ動画を撮ってみました。

火皿の掃除には綿棒が便利

使い続けるうちに、火皿にも焦げた固まった汚れが溜まってきます。火皿にこびりついた汚れを取るのには、綿棒が便利です。

クリーナー液に浸した綿棒で火皿を拭き取ると、簡単に汚れが落ちます。

さっと拭く程度なら、使い終わったモールクリーナーを折り曲げて拭いてもよいですが、綿棒の方が軸が安定して小回りも利きやすいです。

クリーナー液は無水エタノールでも代用できる

参照元:楽天市場

クリーナー液は、薬局などで売っている無水エタノールでも代用できます。無水エタノールは分かりやすくいえばアルコールで、クリーナー液よりも安く買えます。

なお、消毒用アルコールはアルコール濃度が低く、ヤニを落とす効果が充分ではないので、「無水エタノール」と書いてあるものを選びましょう。

無水エタノールは消毒用のものより揮発するのも早いので、その点でも煙管の手入れに使いやすいです。

ただし、煙管の材質によってはアルコールで羅宇の塗装が傷んでしまうこともあります。クリーナー液や無水エタノールを使うときは、煙管の表面に液がつかないよう注意しましょう。

まとめ

煙管を使うなら、定期的なお手入れが必要です。普段は乾いたままのモールクリーナーで、煙管の中のヤニを拭き取る程度で構いません。

ですが、詰まってきてしまったときは、シャンクブラシなどで煙管の中の汚れを掻き出す必要があります。

シャンクブラシは、クリーナー液に浸してから使うと、ヤニが溶けてやわらかくなるので手入れしやすいです。煙管の中に溜まったモールの繊維も、この方法で除去できます。

煙管によっても使いやすい手入れ道具が違ってくることがあるので、様子を見ながらいろいろ工夫してみるとよいでしょう。

ですが、基本のやり方を覚えてしまえば難しいことはないので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

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