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「煙管を使ってみたいけど、いろんな種類があってどれを選べばいいか分からない」、「煙管って難しいの?初心者でも扱える煙管はある?」、「おしゃれな煙管を見つけたけれど、自分が好きなデザインのものを選んでも大丈夫?」、「女性だから、あまりいかつくない煙管が欲しい。」
いざ煙管を買おうと思っても、たくさんの種類があるのでどれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。専門店に行けば店員さんが教えてくれますが、女性にはやや入りにくい雰囲気もあります。
ここでは、煙管の種類と選び方、初心者におすすめの煙管5選を紹介します。煙管選びで迷っている人は、参考にしてください♪
煙管の種類
石州(せきしゅう)
参照元:楽天市場
もっとも一般的な形の煙管です。茶人の片桐石州が好んだことで知られています。
延べ煙管(のべぎせる)
全体が金属製の煙管です。胴の部分も金属でできていて熱くなりやすいので、手や舌を火傷しないように上手に吸うのが少し難しいです。
特に、全長が短いものは胴の中で煙が冷めにくいため、舌を火傷しないように吸うには少しコツがいります。基本的には上級者向けだと思っておいた方がよいでしょう。
如心(じょしん)
参照元:楽天市場
こちらの形もポピュラーです。石州に似ていますが、雁首が六角形になっているので、置いたときに転がりにくいメリットがあります。
手綱
参照元:楽天市場
神社の注連縄のような形の煙管です。画像は木製ですが、金属製のものも販売されています。
現在ではあまり売られていませんが、他に刀豆(なたまめ)や高大寺(こうだいじ)といった形もあります。
刀豆は「鉈豆」と書かれることもあり、帯の間に挟みやすいよう、薄く平たい形をしています。
高大寺は雁首と吸口が丸みを帯びた、愛らしい形をしています。
煙管の選び方
手入れのしやすさは重要
観賞目的で購入する場合は別ですが、煙草を吸う目的で買うのであれば、手入れのしやすさは非常に重要になります。
手入れがしにくいものだとヤニなどの汚れを充分に除去できず、最終的には完全に詰まって使えなくなってしまうことも多いです。
自分で難しい場合はメーカーに依頼すればメンテナンスしてもらえますが、その都度費用がかかります。
吸う頻度などにもよりますが、私は何ヶ月も経たないうちに詰まって使えなくなってしまったこともありました。詰まるたびにメーカーに頼まなければならないとなるとコスパが悪すぎるので、やはり基本的には自分で手入れできるものの方がよいです。
分解できるタイプがおすすめ
参照元:楽天市場
手入れの道具もいろいろ試しましたが、道具以前に分解できるタイプの煙管を選ぶのがベストという結論に辿り着きました。
デザイン面で煙管らしさは損なわれますが、モールが奥まで届かないといったことがなく、すみずみまでしっかり掃除できます。
そのため、万一詰まってしまったときも、ほとんどの場合は自分で解決できます。
また単純に、手入れをする際にものが短いものの方が扱いやすいので、分解して短くできる方が便利です。
特に初心者は、分解できるタイプの方が手入れが簡単です。手入れに慣れてから、いけそうであれば違うタイプのものも試してみるのがよいでしょう。
金属製も手入れしやすい
参照元:楽天市場
延べ煙管など、全体が金属製の煙管も手入れのしやすさではおすすめです。金属製なら、水で丸洗いできるからです。お湯に浸けてヤニをふやかすといったことも可能です。
手入れの最中に、割って壊してしまうといったこともないでしょう。
一方、木製や竹製のパーツがあるタイプは、ふやけたり黴が生えたりといったトラブルに繋がるため、水洗いは厳禁です。
使っていくうちに羅宇にヒビが入るなどの破損を生じることもあるので、初心者には若干扱いにくい面があります。
なお、金属製でも分解できないタイプのもので、全長が長いものを選ぶ場合は、適合する長さの掃除用品があるかどうかも考慮した方がよいでしょう。
クールスモーキングなら長めの煙管
参照元:楽天市場
クールスモーキングをしたいのであれば、長めの煙管がおすすめです。クールスモーキングとは、煙の温度を低くして喫煙する方法のことです。
煙の温度を下げることで味わいが豊かになり、より美味しく吸えます。喫煙の質が向上するので一幅の満足度が高くなり、煙草の量も減らせるといわれます。
煙管を使う場合は、羅宇の中を通る間に煙が冷やされます。羅宇が長いものほど煙を冷やす効果が高くなるので、長さのある煙管ほどクールスモーキングに向いているといえます。
特に金属製のものは、煙を冷やす効果が高くおすすめです。
なお、豆煙管などの持ち運びしやすい短い煙管でも、吸い方のコツを掴めばクールスモーキングが可能です。
おすすめの煙管5選
宝船 和紙巻き 真鍮煙管
参照元:楽天市場
火皿・雁首・吸口の3箇所が分解できます。長さは16㎝と少し短めで、柄が選べます。通常の煙管に比べて火皿が大きめで、手巻き煙草用のシャグも使えます。
なお、紙巻き煙草は差せません。私が見つけたお店では2,462円でした。手頃な価格なので、初心者にもおすすめです。このくらいまでのサイズのものは、持ち運びもしやすいです。
小粋きせる
参照元:楽天市場
こちらも火皿・雁首・吸口の3箇所が分解できます。長さは12㎝と、かなり短めです。真鍮製で価格は900円。
黒船煙管ブライアータイプ
参照元:楽天市場
私が次に狙っているのがこちらです。火皿の代わりに、パイプと同じようにエイジュという木で作られたブライアーボウルがついているハイブリッド煙管です。
真鍮製で長さも17.5㎝あり、羅宇の部分で煙を冷やせるので、マイルドな味わいのクールスモーキングを楽しめます。
ブライアーボウルには煙草1本分ほどの葉を詰められるので、「煙管は火皿が小さすぎて物足りない」という人におすすめです。
ブライアーボウル・雁首・吸口の3箇所を分解できるので、お手入れも簡単です。販売店によって価格が異なる可能性がありますが、私が見つけたショップは4,370円でした。
ファインパイプ
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現在、私が愛用しているのがこちらです。正確には煙管ではなく「パイプ」に分類されますが、基本的な使い方は煙管と同じです。
一般的に煙管の火皿は内径8mmですが、ファインパイプは内径10mmなので、葉を多めに詰められます。体感としては、通常に煙管の2倍くらいの葉を詰められるように感じます。
また、刻み煙草だけでなく、紙巻き煙草を火皿に差して吸うことも可能です。マウスピースが取り外せるので、掃除も簡単です。マウスピースのみの販売もあります。
必要に応じて、3mmのペーパーフィルターを入れられます。長さは15㎝、価格は1,850円です。
デザインは正直イマイチですが、使いやすくてリーズナブルな煙管を求めている人にはおすすめです。
真鍮延 煙管 ピンクゴールド
参照元:楽天市場
総真鍮の延べ煙管です。シンプルなデザインの煙管を求めている人におすすめです。18cmと長めなので、クールスモーキングが可能です。
カラーがピンクゴールドなので、女性にもなじみやすいでしょう。価格は12,000円です。オプションで桐箱もつけられるので、プレゼントにもおすすめです。
まとめ
一般に市販されている煙管の種類は大きく分けて3種類あります。
- 石州
- 延べ煙管
- 如心
現在はあまり売られていませんが、刀豆、高大寺といった種類もあります。
選び方としては、分解できるタイプや金属製が手入れがしやすいので初心者にもおすすめです。クールスモーキングにこだわりたい人の場合は、長めの煙管を選ぶとよいでしょう。
なお、分解できるタイプや長さが短めの煙管の場合は問題ありませんが、長めの煙管を選ぶ場合は、適合する長さの手入れ用品が入手できるかも考慮した方がよいです。
鍋で煮てヤニを溶かすといった方法を取る人もいますが、加熱すると煙管が傷んでしまうこともあります。慣れないうちは専用の道具で手入れするのが無難です。
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